• 籠師会

伊豆大島・岡田港で両軸遠投カゴ釣り。単独釣行前編。


11月終わり、伊豆大島での野暮用ついでに単独釣行を実施した時の記録である。


野暮用ついでだったから単独になってしまったが、野暮用というわりには泊りでの釣行になってしまったんだからこれはもう単独遠征と言ってしまってよい。


遠征とは言うが、自分の住まいからだと西伊豆や南伊豆辺りに行くより高速船で伊豆大島に行く方が近いということもあって、伊豆大島は遠征のうちに入るかどうかは微妙なところだ。



いつもの高速船で伊豆大島・岡田港に着いた時、まず感じたのが風の強さだった。


風速5m以上はあったが、島の風は結構断続的だから大丈夫かな、なんて軽く思っていたことを後々後悔する羽目になってしまった。


とりあえず、籠師会が常宿にしている岡田・八幡荘に荷物を預け、様子見程度に岡田港へ。


岡田港の最奥・灯台下へ行くと、家族連れの釣り人が竿を4本近く出して陣取っていたためカゴ釣りはできそうになく、少し離れてちょうど防波堤が”く”の字に曲がる場所へ。


しかしあの家族連れ、カゴ釣りに加えて置き竿2本で泳がせ釣りやってるよ・・・


大島だから許されるけど、伊豆半島であれやってたらヒンシュクものだろうなぁ。


ま、別に空いてるからいいんだけどね。


大胆不敵家族を横目にひそひそとタックルの用意をはじめる。



使用タックル


ロッド:ダイワ 剛弓 カゴ 4-62 遠投B


リール:ABU Big Shooter WM60



12号のカゴを使用した中距離向けのかけ上がり直撃タックル。


岡田は手前から水深があって、船道の中ほどまでカゴを飛ばすと30m以上の水深が取れるから本当に多彩な魚種が釣れる。


ちなみに伊豆大島で“超”遠投している籠師の人ってあんまり見かけないんだよね、大抵のカゴ釣りの人は40mとかそこら辺狙ってる人がほとんど。


でもですよ、そういう時にサバなんかが回ってきてるとチャンスだったりするんですよ。


手前でサバが寄ってきてる時なんかに“超”遠投して棚を深めにすると意外な魚が釣れだして、周りと釣果に差がついたりすることがよくあるんですね。


まぁ今回は平日ということもあって釣り人が奥の大胆不敵家族と2、3人フカセ師の方が見えてたくらいなので、狙いは70m付近の深棚に設定。


岡田は夜釣り以外は結構時合がはっきりしていて、釣れる魚も時間に応じて釣れることが多い。


夕まずめから開始したわたしは、完全なるマダイ狙い。


棚は竿三本程度から探っていくことに。


2、3投目あたりから、ピクピクとウキに小さな反応が気だし、回収するとハリスがかじられている・・・フグだ。


その後もハリスがかじられ、ボロボロになってきたのでハリスを交換し、棚を3mほど浅くし再度投入して長めに時間をおいていると、いつの間にかウキが無くなっていた。


ググっというあたりがあって、竿におもりがのるがそこまで重くは無い。


回収の段階で遠くからウキが浮いて、魚が葉っぱのように付いてくるような場合は大抵小型の“イサキ”というパターンが多いからてっきりイサキかと思っていたが、手前まで寄せるとマダイだった。






う~んでも20cmそこそこのチャリコですなこれは。


リリース。


あらためてもう一投するとすぐにアタリが!これは連続ヒットだ!


でもさっきと似たようなアタリだな・・・


そしてあがってきたのが。





これ、さっきリリースした奴じゃね?


リリースしたやつがもう一回きた~~。


微妙に大きいから違うけど。


こちらも来年大きくなることを願ってリリース。


次第に型が上がってきてるから、これは次にも期待できるぞと一気に期待が膨らんだ次の一投目。


まさかの3連続ヒット。


ウキが沈み、あわせてみるとこれまでにはない魚の引きが。


ようやく今日一がかかったか、竿のしなりを自慢げに披露(誰も見てません)していると、横にいた大胆不敵家族が気づいて物凄い視線を感じる。


一家全員(子供二名)の視線というのは必要以上に気になってしかたがない。


あぁ~見てる見てる、何釣れるかすごい注目してる、これでデカいフグとかそんなんだったら家族全員から期待を裏切られた報復が来そうで怖いな、嫌だな。


「あいつ、大胆に竿ふってわりに何釣ってるか分からないな、ケッ」


なんて言われてそうで嫌だな。


それはそれはみじめにやり取りしているとようやく海中から魚体が姿をあらわしまして、思わずほっとしてしまった。





眼の大きさからわかる、ほどほどに成長した30オーバーのヤングマダイ。


ひとまずターゲット釣れたからよし。


これは持ち帰って刺身にしようかな。


さて隣の家族はどうしてるかな・・・・・・・・チラッ。


うわぁ、見向きもしてないよ、こんなマダイくらいじゃどうにもならないってよ。


言われてる、言われてるぞこれは。


「あいつ大胆に竿ふってるわりに釣れる魚小さいな、ケッ」


ミーアキャットみたいに一斉に視線浴びせてきたわりに、魚確認してから興味なくなるまでの一連の動作が早いし、動きが一緒だよあの家族。


これだから釣りに“本腰”入れてる家族って嫌なんだよ。


しかも独自のルールとか決めてやってそうで、なんかもう宗教の恒例行事かってくらい動作が整ってるし。


そんで共通して親父が無駄に張り切ってて、声がでかいのね。


こういうファミリーってほんとよく見るんだけど、どうなんだろう、自分だけかな。


文句ついでで書きたくも無いけど、そのあとその家族が大胆に展開していた泳がせタックルにワラサがかかってたんだよね。ケッ。


このマダイがかかった後はぱったりとアタリがやんでしまって、周りではパタパタとサバが釣れだしていた。


午後からの大島行きで疲れ切っていたわたしは、夜釣りまで粘る気力もなく(家族に吸い取られた)、このマダイにキリを付けてやめようと思っていたのだが、まわりを整理している最中にウキがスーッと勢いよく吸い込まれた。


明らかにマダイとは違うアタリだ。


サバかと思ったが、島のサバほどのパワーはない。


なんだろう、それなりに強い引きだけど浮いてこないからイサキでもないな。


少し走ってるから尺アジか!!


すっかり暗くなってしまった海中から魚体が姿を現す。





ラッキー。


ジャミシマ(小型のシマアジ)だ。


20cm以上はあるね。


最後に良いお土産が追加された。


これは連投して数釣り出来そうだ!なんて意気込んでみたものの、その後ウキが沈むことは無かった。


明朝からの磯釣りに向けて体力を温存せねば。


結果この日の釣果はマダイとシマアジという錚々たる魚種が並んだが型はイマイチの釣果となった。




単独釣行後編に続く、、、、




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