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刃物で栄えた町というと日本の関市、ドイツのゾーリンゲン、フランスのティエール、イギリスのシェフィールドなどが思い浮かぶ。

ナイフのブレードをよく見て見るとその町の名が刻まれていたりするからピンと来る人も多いだろう。

イタリア産のナイフにはMANIAGOというイタリアの都市の名前が刻み込まれている。

マニアゴ/マニアーゴはイタリア共和国のちょうど中心部に位置するヴェネチア・ジュリア州・ポルデノーネ県の町である。

歴史は古く、刃物の町として栄え世界中に高品質なナイフを輸出している。

そんな刃物の産地でファクトリーメーカーとしてフォックスが生まれたのは必然的だったのかもしれない。

フォックスは今から40年も前にイタリアの伝統的な家族経営の形態で設立され、創業者Oreste Fratiのもと今日まで高品質なナイフを発信し続けてきた。

FOXという社名はこの創業者の頭文字FOから取られ、無限の可能性を意味するアルファベット「Ⅹ」を付与したことで完成している。

刺々しいキツネのロゴが何ともイカしているがキツネは後付けのマスコットキャラ的な存在だったのであろうか・・・・

​わたしが手にしたフォックスのナイフは一度見たらその存在感を忘れることが出来ないほど強烈なデザインだった。

​FOX KNIVES FX-302 Anso FLIPPER 

 

$245=¥27.000円​

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全長20.9cm 刃長9.0cm 刃厚3.5mm

​ライナーロックのフリッパーオープンでブレード鋼材はN690Co。

​爬虫類の鱗に似た特徴的なチタンハンドルはデンマークのナイフデザイン職人Jens Ansoによるもの。

ハンドルは手を包み込んだ形状をしており、デザインも相まって大変持ちやすく手にしっくりくる。

個人的な釣り用ナイフの必須条件はやはり軽量な材質と片手での操作が容易なワンハンドオープン、そして持ち運びに邪魔にならないフォールディングタイプになってしまう。

そうなると自然に選択肢に入るナイフはフォールディングタイプでチタンハンドル、フリッパーオープンとなってしまう。

チタンは軽量で耐久性もあり堅牢なのだがネックなのは製造、加工の何度の高さゆえの値段の高さ。

このFX-302もチタンハンドルになると値段が跳ね上がってしまう・・・

スパイダルコ以外で片手でオープンが容易なタイプはフリッパータイプが一番だろう。

ハンドルの背からでた刃を直接人差し指で押し出す形になるから爪にひっかけて押し出すタイプ(サムスタッド)よりオープンが確実で操作の快適性が高い。

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